セリエAのパレルモは10日、ジュゼッペ・イアキーニ監督の解任を発表した。結果が出なければすぐに指揮官の首を挿げ替えることで有名なマウリツィオ・ザンパリーニ会長の下で3シーズン目を迎えていたが、ついに両者の関係は終わりを迎えてしまった。

　昨季は11位で終え、今季は12試合を終えて20チーム中12位につけているパレルモ。成績自体は良くも悪くもない状態だが、ザンパリーニ会長は満足していなかったようだ。

　後任にダビデ・バッラルディーニ氏が就任することも併せて発表されている。ラツィオやジェノア、カリアリなどを指揮した経験を持ち、過去に1シーズンだけパレルモを率いていたため6年ぶりの復帰となる。

　バッラルディーニ新監督は“偏屈”として名をはせるザンパリーニ会長のプレッシャーを常に感じながら、どれほどの期間持ちこたえられるだろうか。

【了】