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世界が注目するクラシコ。“超”厳戒態勢で無事開催を目指す

text by 編集部 photo by Getty Images

クラシコ八百長疑惑、審判に圧力をかけたとされるモラレス氏が否定
開催が危ぶまれるエル・クラシコ【写真:Getty Images】

 現地時間の21日に行われる“エル・クラシコ”ことレアル・マドリー対バルセロナだが、フランス・パリで起こった同時多発テロを受け、“超”厳戒態勢の中で開催されることになりそうだ。17日付け『マルカ』が報じている。

 世界中が注目するエル・クラシコは常に警戒レベルが最大に設定されている。しかし、今回は国家警備長官も参加した治安委員会によって警備を通常の倍以上動員し、数日前から会場であるマドリーのサンティアゴ・ベルナベウ周囲の警戒にあたる決定を下した。

 パリ同時多発テロの影響により、現地時間17日にベルギーの首都・ブリュッセルで行われる予定であったベルギー代表対スペイン代表の親善試合はセキュリティーや安全面の配慮から開催が中止された。また、同日のドイツ代表対オランダ代表も中止に追い込まれている。

 しかし、スポーツ評議会長官であるミゲル・カルデナル氏は「もし状況が試合の中止決定を強いるとなれば中止だが、現在スペインはそのような状況に置かれていない」とし、開催を目指す意向であることを強調した。

 世界で最も注目を集めるビッグマッチの一つであるエル・クラシコ。しかし、今回はマドリーとバルセロナのどちらが勝つかよりも、無事に試合が開催されるかが一番の焦点となりそうだ。

【了】

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