プレミアリーグの移籍金は高騰し続ける【写真:Getty Images】
急速に拡大を続けるプレミアリーグがまたしても異次元の数字を叩き出した。英紙『デイリー・メール』によれば、昨年夏と今冬の移籍市場で選手獲得に費やした金額の合計が初めて10億ポンド(約1730億円)を超えたという。
これはもちろんリーグ史上最高額で、10年前の3倍以上に膨れ上がっている。とはいえ冬の移籍史上では強豪クラブが控えめだったため、それほどビッグな取引があったわけではなかった。
冬に最も多額の資金を投入したのはニューカッスルの2850万ポンド(約49億円)で、ションジョ・シェルビー、アンドレス・タウンゼント、セイドゥ・ドゥンビア、アンリ・セヴェと多くの選手を補強した。
ストークのジアネリ・インビュラ獲得なども目立つが、夏に比べれば見劣りする。マンチェスター・シティのケビン・デ・ブライネやラヒーム・スターリング、ニコラス・オタメンディ獲得、リバプールのロベルト・フィルミーノ、クリスティアン・ベンテケらを含む大型補強が「10億ポンド超え」を後押ししたのは間違いない。
放映権料収入の増大にともなって近年拡大傾向が続くプレミアリーグ。移籍金はどこまで高騰し続けるのだろうか。
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