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レアル、生涯閉じたクライフ氏へ声明「サッカーの伝説と別れを告げることに…」

text by 編集部 photo by Getty Images

ヨハン・クライフ氏
68歳で生涯を閉じたヨハン・クライフ氏【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーが24日、68歳の若さで生涯を閉じたヨハン・クライフ氏に対してオフィシャルサイト上で公式声明を発表した。

 かつてオランダ代表として活躍し、”フライング・ダッチマン”との愛称で親しまれたクライフ氏。アヤックスやフェイエノールトといったオランダの強豪クラブだけでなく、マドリーのライバルであるバルセロナにも在籍していた経験がある。

 現役引退後は監督業に転身し、アヤックスやバルセロナなどを率いた。指導者としても類稀な才能を発揮し、バルセロナではUEFAチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)を制覇している。

 マドリーはオフィシャルサイトを通じて「サッカーの伝説、スポーツの神話とも言える人物と別れを告げることとなりました。ヨハン・クライフ氏のご冥福をお祈り申し上げます。レアル・マドリーを通じて、バルセロナ、そして彼の妻や子供たちに対して哀悼の意を示します。彼は時代を築いた選手であり、サッカー界全体にとって、今日はとても悲しい日となりました」とコメントし、クライフ氏の死を悲しんだ。

 昨年11月には闘病生活を送る中で「すべてが上手くいくと確信しているよ。癌を倒す抗がん剤は、私の友人みたいなものと考えている」と語り、病気の完治に向けて自信を示していた。残念ながら思いは届かなかったが、今後も人々の間で語り継がれるレジェンドであり続けるだろう。

【了】

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