本田に再び訪れた逆境。カルピ戦でのトップ下はボアテンク。失地回復は可能か

2016年04月21日(Thu)11時09分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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トップ下としては実績ありのボアテンク

ボアテング
トップ下での先発が濃厚なケビン・プリンス・ボアテンク【写真:Getty Images】

 ただボアテンクは、過去にミランでそういうプレーを披露して実績も挙げた。走力とフィジカルを活かして、ハードワークをしながらゴール前に飛び出すという、典型的なラストパサーとは違うアプローチで攻撃に絡むムービングタイプのトップ下。2010年からの3シーズンで74試合に出場し、リーグ戦で10ゴールを挙げている。マッシミリアーノ・アレグリ監督(現ユベントス)は、場合によってCFとして起用することもあった。

 その後、素行不良を理由にシャルケ04との契約を解除され、半年間の練習生生活を経て2016年1月にミランに再び選手登録される。「これで本田は冬に追い出される」と地元メディアは書きたてたが、その後どうなったかはご存知の通り。

 さすがに長いこと試合に出れられなかったブランクが堪えて、自慢のハードワークは90分間続かない。セカンドトップとしてはエムバイエ・ニアンに、そして4-4-2の右サイドでは本田とのポジション争いに勝てなかった。

 ところがシニシャ・ミハイロビッチ監督が解任され、そこでまたチャンス到来ということになった。少なくとも過去において、ボアテンクは実績を作っている。今季の前半戦でトップ下として攻撃面での数字を残せなかったことが、本田にとっては痛いことになってしまったということだ。

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