パリ・サンジェルマンのDFチアゴ・シウバが今夏バルセロナに加入するかもしれない。27日、スペイン『ムンド・デポルティーボ』紙が報じている。

　チアゴ・シウバは2012年夏にPSGに加入。以来、国内では無敵の状況でもチャンピオンズリーグは4季連続のベスト8止まりである。欧州制覇という夢の実現のためにはより可能性のあるクラブ、すなわちバルセロナが第一の選択肢となっている。

　31歳になったブラジル人DFは過去にもバルセロナでプレーするチャンスはあった。2012年、当時のティト・ビラノバ監督が世界最高DFとも評価されていたシウバの獲得を希望。ピケのベストパートナーと見込み獲得に動いたが、結局シウバはより高額のオファーを提示したPSG行きを選択しているという経緯がある。

　ロベルト・フェルナンデスをトップとするバルセロナのテクニカル部門もシウバを高く評価しており、選手とクラブ間は相思相愛の関係だ。しかし、シウバのPSGとの契約が2018年まで残っていること、自身のチームの選手に手を付けられることを嫌うカタール人のナーセル・アル＝ヘライフィ会長の存在がネックとなっている。

　かつて一度実現しかかったバルセロナ行き。今度はその望みは実現するのだろうか。

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