セリエA五連覇を達成したユベントスだが、悲願のチャンピオンズリーグ（CL）制覇へさらなる大型補強に打って出るようだ。7日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』を含む複数のメディアが報じている。

　ユベントスは来季のCL制覇を視野に入れたチーム作りに着手している。その為に足りないピースをこれから探さなければならないが、マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、最後のワンピースを特定していたようである。その選手がローマの“ピアニスト”ことMFミラレム・ピャニッチだ。

　アッレグリ監督がピアニッチを気に入っている理由はその万能性にある。同MFはトップ下でも中盤でもプレーすることができ、その上芸術的なフリーキックを蹴れる繊細な右足を持っている。ユベントスが探している特徴にぴったりと当てはまる選手であり、獲得の為ならば契約に設けられている3800万ユーロ（約46億円）の契約解除金を支払うことでさえも躊躇いはしないとみられている。

　それでも、大事な主力を国内のライバルチームに放出するとあってはローマサポーターからの非難は必至だろう。セリエA五連覇を成し遂げたユベントスが説得するか、それともパリ・サンジェルマン（PSG）やバルセロナやバイエルン・ミュンヘンといった国外のチームが説得するか。今夏、ローマの“ピアニスト”の去就に注目が集まる。

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