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悪童バロテッリをユーベの同胞が一刀両断「代表チームに主役はいらない」

text by 編集部 photo by Getty Images

マリオ・バロテッリ
ミランのマリオ・バロテッリ【写真:Getty Images】

 才能に期待が集まりながら、問題児ぶりでなかなか大成できないマリオ・バロテッリに対して、ユベントスのイタリア代表DFレオナルド・ボヌッチが厳しく叱責している。25日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。

 バロテッリは、レンタル移籍したミランでも再び失望的なシーズンを送ってしまい、アントニオ・コンテ監督のイタリア代表メンバーから外された。

 ボヌッチは「ベストなバロテッリに頼ることができないことは、この代表チームにとって残念なことか」と質問されると、「全ては常にマリオの手中に握られていたんだよ」と回答。そして、「その運命を変えようとする為に賢くなければならなかったけれど、彼はそうしなかったんだ」と全ては同選手の責任だと叱責している。

 さらにボヌッチは、「この代表チームでマリオはきっと重要な選手になれていたはずだったんだ」と同選手の現状を悔やむ。

「ここには主役はいらないんだよ。その代わりにチームメートの為に自己を犠牲にできる戦車が必要だということが理解できていたならば、今頃はきっと世界最高峰のフォワードの1人になっていたはずだね」

 ウクライナとポーランドで開催されたEURO2012年には、ボヌッチはアイルランド戦でゴールを決めた後に暴言を吐こうとしていたバロテッリの口を塞いで止めた。しかし、2014年ブラジルで行われたワールドカップのウルグアイ戦では、あまりの愚行に耐えかねたボヌッチがバロテッリと激しい口論をし、更衣室から追い出している。

 チームメートの期待を裏切り続けるバロテッリ。きっとボヌッチも2年前からの成長に期待していたに違いない。

【了】

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