【アルゼンチン 5-0 パナマ　コパ・アメリカ】

　コパ・アメリカ・センテナリオのグループステージ第2戦が現地時間10日に行われ、アルゼンチン代表はパナマ代表と対戦した。

　初戦でチリを下したアルゼンチンは、その試合と全く同じスタメン11人を起用。メッシとアグエロは引き続きベンチスタートとなった。

　最初のゴールは7分、セットプレーから生まれた。左サイドからディ・マリアがフリーキックを蹴ると、攻め上がっていたDFのオタメンディが押し込んでアルゼンチンに先制点をもたらす。

　だが、先にゴールを決めたアルゼンチンはなかなか波に乗れない。31分にはパナマのゴドイがこの試合2枚目のイエローカードで退場を命じられて数的有利を手にしたが、そのアドバンテージを生かせないまま攻撃に迫力を出せない。

　すると前半終了間際、アルゼンチンにもアクシデントが発生する。前線で欠かせない存在だったディ・マリアが足を痛めて自ら交代を要求し、急きょラメラが投入された。

　1点リードのままテンポが上がらず、10人のパナマを圧倒できないアルゼンチン。53分にはイグアインが状況を打開しようとディフェンスラインの裏に飛び込んで決定機を作ったが、シュートを外してしまい追加点とはならない。

　しびれを切らしたアルゼンチンのマルティーノ監督は、62分にアウグスト・フェルナンデスを下げてメッシを投入。ついにエースがベールを脱ぎ、会場はこの試合一番の歓声に包まれた。

　ここからメッシ劇場が始まる。68分に相手のミスを拾って最初のゴールを決めると、87分までの約20分間でハットトリック達成。最後は同じく途中出場のアグエロが5点目を奪って勝利を決めた。

　最終節で1勝ずつ挙げているチリとパナマが対戦するため、チリ戦に続く2連勝で勝ち点を6に伸ばしたアルゼンチンは決勝トーナメント進出が決定した。

【得点者】
7分 1-0 オタメンディ（アルゼンチン）
68分 2-0 メッシ（アルゼンチン）
78分 3-0 メッシ（アルゼンチン）
87分 4-0 メッシ（アルゼンチン）
90分 5-0 アグエロ（アルゼンチン）
【了】