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EURO2016 8年前

ポルトガル、鍵はやはりC・ロナウド。優勝戦線浮上狙うアウトサイダーの自信と謙虚さ

text by 竹澤哲 photo by Getty Images

ロナウドは重要だが、一人では勝てない

 後半には6人メンバーを入れ替えているが、いずれも同じポジションの選手による交代だった。右サイドバックのセドリックに代わりヴィエイリーニャが、センターバックのペペに代わりリカルド・カルヴァーリョが入った。

 ジョアン・モウチーニョに代わりレナト・サンチェス、ジョアン・マリオに代わりエデル、ボランチのダニーロ・ペレイラに代わりウィリアム・カルヴァーリョ、そしてクリスティアーノ・ロナウドに代わりナニが入った。この試合に出場しなかったエリゼウは左サイドバック、ラファ・シルバとアドリアン・シルバはミッドフィルダーの選手だ。

 また両サイドバックのラファエル・ゲレイロとヴィエイリーニャはその前の攻撃的なポジションもやることができる。

 ポルトガルにとって、ユーロで大きな成功を収めるかどうかは、ロナウドの状態にかかっていると言っても過言ではないだろう。フェルナンド・サントス監督はマルカ紙のインタビューにおいて、ロナウドについて話している。

「レアル・マドリーでとても重要な存在であるのなら、ポルトガル代表においてもどのようなものであるか、想像してみて欲しい。まちがいなく同等かあるいはそれ以上の存在である。各シーズン、50~60得点を決めるような選手は常に重要、不可欠である。

 いかに重要であるかは計り知れず、言い表せるものではない。だがクリスティアーノは一人では勝てない。それは誰でも同じだ。チームメイトの助けが必要なのだ。彼はレアル・マドリー以上に代表では重要な存在であることはまちがいない」

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