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ポルトガルの新星レナト・サンチェスに年齢詐称疑惑が浮上。18歳ではなく24歳?

text by 編集部 photo by Getty Images

レナト・サンチェス
ポルトガル代表のレナト・サンチェス【写真:Getty Images】

 EURO2016でブレイク中のポルトガル代表の18歳レナト・サンチェスに年齢詐称疑惑が浮上している。5日、スペイン紙『マルカ』などが報じている。

 今回のこの疑惑は、オセールなどを指揮し、世界的名将と言われたフランス人監督のギー・ルー氏が地元メディアに「彼は18歳ということだが、実際はもっと上に違いない。彼の出生は、生まれてから数年後に申請されたものであろう。おそらく23、24歳で間違いない」と語ったことで大きく取り上げられたものだ。

 サンチェスは、サントメ・プリンシペ系の父親と、カーボベルデ系の母親との間に1997年8月18日にリスボンで生まれたとされている。しかし、彼の出生後、両親がすぐに離婚したこともあり、実際に戸籍登録されたのが5歳の時だったと見られているようだ。

 もっとも、サンチェスの年齢詐称を疑われたのは今回が初めてではないということだ。ベンフィカ時代の昨年にも、ライバルのスポルティングから年齢詐称を指摘されていた。この時はサンチェス側も、彼の代理人ジョルジュ・メンデス氏が名誉棄損で法廷に訴える姿勢まで見せ、全てが噂であるということで一応の解決となっていた。

 先日、3500万ユーロ(約39億円)でバイエルン・ミュンヘンへの移籍が発表されたサンチェス。今EUROでも、18歳とは思えない堂々としたプレーぶりが話題となっており、準々決勝のポーランド戦でもゴールも決め、マン・オブ・ザ・マッチに選出される活躍を見せたばかりであった。突如降って涌いたこの話題は、悲願のEURO制覇にあと2勝と迫ったポルトガル代表にとっても大きな影響を及ぼしそうだ。

【了】

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