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ベルギー、EURO敗退は当然だった? 選手が記者に陰口、守護神が監督と口論か

text by 編集部 photo by Getty Images

ティボー・クルトワ
ベルギー代表のティボー・クルトワ【写真:Getty Images】

 失望的な形で今大会のEUROから敗退したベルギー代表だが、そこには知らされていない舞台裏があったようだ。6日付のベルギー紙『ヘット・ラーツテ・ニウス』が報じている。

 今大会に“豪華なタレント軍団”として登場したベルギー代表。しかしそのタレント性は確認されたものの、結局は個人技頼りのまとまりのないチームとして期待外れな形で敗退している。そこには監督と選手の確執という原因があったようだ。

 決勝トーナメント第1戦でハンガリーに4-0で勝利を飾った後、テクニカルスタッフのメンバーだけでその勝利を祝うパーティーが開かれたという。彼らは多量の飲酒をし、立なくなるまで泥酔した者もいたようだが、その一方で選手たちは、同代表のマルク・ヴィルモッツ監督によって決められた厳しいルールにより、それぞれの部屋にいることを義務付けられたようである。

 そして関係を悪化させる最も大きな原因となったのは、ヴィルモッツ監督の不公平なチョイスにあるようだ。エデン・アザールやアクセル・ヴィツェルは特別扱いされ、試合前に先発メンバーを知らされていたようである。

 指揮官の不公平な振る舞いに、その他の選手たちは陰に隠れて知り合いの記者にSMSで同監督のチョイスを酷評していたようだ。その嫉妬がピッチでも反映されてパスをミスしたり、パスを拒否したりすることも生じたという。そしてウェールズに負けた後のドレッシングルームでその緊張した状態が最大に達し、GKティボー・クルトワがヴィルモッツ監督と衝突したとみられている。

 豪華なタレント軍団ベルギー代表。しかし蓋を開けてみると、中身は亀裂だらけのバラバラなチームだったようだ。

【了】

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