アーセナルで指揮を執るアーセン・ヴェンゲル監督は、将来イングランド代表監督に立候補する可能性があるようだ。10日にカタールメディア『ビーイン・スポーツ』が伝えている。

　ロイ・ホジソン氏がEURO2016敗退後にイングランド代表監督を退任したことで、現在イングランドサッカー協会（FA）は後任監督を探しているところだ。FAの次期指揮官候補者リストの中には様々な名前が書かれているが、そこにヴェンゲル監督の名前も書かれているとみられている。

　ヴェンゲル監督はその可能性について口を開いた。「勿論イングランド代表チームの指揮を執ることになるかもしれないよ。私は決してどのような選択肢も否定はしない。だけど今は私が率いているクラブにいれて幸せだし、そのことだけに集中している」と可能性があることを明かした。

「イングランド代表がアイスランド代表に敗れた時には膝から崩れ落ちたよ。信じられなかったね。だけど試合を見ていれば、開始から1時間が経って最悪な事態が起こりそうだったことが理解できていたんだ。選手たちが怖気付いていたのか疲れていたのかは分からないけれど、チームがアイスランドのゲームに太刀打ちできていなかったことだけは分かった」

　アーセナルで20年間指揮を執っているヴェンゲル監督は、今季でクラブとの契約が切れる。「私はこれまでずっと契約を守って来たからそれを全うし続けるつもりだ」と契約期限が切れるまでクラブに残ることを告げると、「その後については正直まだ分からない」と語った。

　イングランドサッカーを知り尽くし、若手の育成にも定評のある同監督ならイングランド代表監督として適任かもしれない。

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