レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督は5日、週末に控えたコミュニティシールドに向けて記者会見を行った。

　その中で主力選手の移籍について問われたラニエリ監督は、「チームについて話した時、会長から最初に言われたのは全員を残したいということだった。カンテの契約には解除条項がついていたし、彼は移籍したがっていた。だが、他の選手たちは我々のところに残る」と改めて現有戦力の放出を拒否する姿勢を強調している。

　特にエース格のリヤド・マハレズについて「誰かがリヤドを欲しがるのは普通のことだ。重要なのは仕事に集中すること」と獲得を狙うクラブの存在に理解を示したが、放出は断固拒否の構えだ。

「リヤドには（レスターとの）契約が残っている。もし他のクラブと契約するのであれば、彼にとってはいいかもしれないが、我々との契約がある。どうして彼が出ていく必要がある？　お金をもらっていて、すべてを手にしているんだ」

　マハレズはクラブの強い気持ちを理解し、アーセナルへの移籍を踏みとどまれるか。チャンピオンズリーグを控えるレスターにとって、昨季大活躍を見せたアルジェリア代表MFの退団は痛手どころの騒ぎではない。

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