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ユーベ、ポグバの代役候補が1人消滅。ベルギー代表の司令塔が残留宣言

text by 編集部 photo by Getty Images

アクセル・ヴィツェル
ゼニトへの残留を宣言をしたMFアクセル・ヴィツェル【写真:Getty Images】

 ユベントスは、マンチェスター・ユナイテッドへ移籍したポール・ポグバの代役候補を1人失ったようだ。11日付のロシアの通信社『Rスポーツ』が報じた。

 ユベントスは、ロシアの強豪ゼニト・サンクトペテルブルクに所属するベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルとチェルシーに所属するセルビア代表MFネマニャ・マティッチのどちらかをポグバの代役として考慮していると報じられている。しかし、ヴィツェルは今夏にチームへ残留することを決断した。

 先日行われたEURO2016にも出場したヴィツェルは、「僕にとってのベストチョイスはもう1年間ゼニトに残ることだね。それから将来について考えよう」と返答。そして、「今から僕のチームに、そして次の対戦について100%集中するよ」と残留を宣言した。

 ユベントスは、数週間前からゼニトとヴィツェルの父親と交渉をしていたと報じられている。そして今季で契約が切れるヴィツェルも、クラブと契約を更新する気がないことを以前に告げていたことで今夏の移籍が噂されていた。しかし、今では契約を更新する可能性も浮上しているようだ。

 契約更新について尋ねられたヴィツェルは、「まだ分からないけれど決してないとは言えないね。今は今季について専念しているよ。ベストを尽くしたい。それから何が起こるかについては様子を見てみよう」と今後もクラブに残る可能性を認めている。

 ユベントスには来季に向けてヴィツェルを冬の移籍市場でフリーで獲得する可能性が残っているが、この残留宣言により現時点では代役候補が1人少なくなったと言えるだろう。

【了】

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