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「選手を殺せるなら殺したかった」。トッテナム監督、低調なチームに怒り爆発

text by 編集部 photo by Getty Images

ポチェッティーノ
トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督【写真:Getty Images】

 トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、昨季終盤から続く低調なチームに怒り心頭のようだ。英紙『デイリーメール』など複数メディアが伝えている。

 昨季は奇跡の優勝を果たしたレスター・シティとリーグ終盤戦まで首位争いを演じていたトッテナムだが、最後の4試合で2分2敗と失速。レスターに優勝を許した上に、最終節のニューカッスル戦で1-5の大敗を喫したことで宿敵アーセナルにまで抜かれて3位に転落してしまった。

 さらに、トッテナムは7月にオーストラリアで行われたプレシーズンマッチでユベントス、アトレティコ・マドリーに連敗するなどポチェッティーノ監督の満足のいく結果を収められていなかった。ポチェッティーノ監督はプレシーズン後、激しい口調で選手たちを捲し立てたという。

「もし殺せるものなら殺していたと選手たちに言ったよ。私は選手に対しては非常に正直で、選手も私に対して正直だ。良い関係だよ。私は彼らを殺したかったけど、そうする機会はなかった。自分自身を殺すことになるからね」

 今季のプレミアリーグは、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティを始め優勝争いのライバルとなるクラブが大型補強を敢行している。

 ここまでトッテナムはサウサンプトンからケニア代表MFビクトル・ワニャマ、AZからオランダ代表FWビンセント・ヤンセンの2人を獲得するのみと、ライバルに比べて静かな移籍市場を送っている。

 ライバルが積極的な補強を進めていることについては、「私は心配していない。大金を費やすのは自分の選手たちに不安を感じ、進歩することに自暴自棄になっているからだ。私は選手たちに満足している。落ち着いているし、リラックスしている。私は選手たちを100%信用している」と、ライバルの大型補強も意に介さないと語った。

 なお、トッテナムは今月16日に行われたインテル戦で6-1の大勝を収めている。プレミアリーグ開幕戦では、エバートンと対戦することが決まっている。

【了】

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