フットボールチャンネル

「苦しい1年が報われた」金メダルに歓喜のラフィーニャ【リオ五輪サッカー】

text by 編集部 photo by Getty Images

ラフィーニャ
ブラジル五輪代表のラフィーニャ【写真:Getty Images】

 リオ五輪で悲願の金メダルを獲得したブラジル代表。MFラフィーニャはケガと戦ってきた1年を振り返り、喜びを語っている。21日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

 ブラジルとスペインの国籍を持つ23歳は「自分はいつもブラジル人だと思っていたし、心に正直にブラジル代表を選択した。この場で戦うため、オリンピックチャンピオンになるために戦ってきた」とブラジル代表への誇りを語る。

 今大会5試合に出場し、決勝のPK戦ではキッカーも務めたラフィーニャは「色々な気持ちが混ざり合っている。何か信じられない気分だ。僕らはハードにプレーしてきたし、この金メダルを何度も夢見てきたんだ」と気持ちを述べる。

 バルセロナでプレーするラフィーニャにとって2015/16シーズンはケガとの戦いに明け暮れた。2015年9月にはチャンピオンズリーグで前十字靭帯を断裂し、半年の戦線離脱を余儀なくされ、そこから復帰してまもなく、2016年5月のコパ・デル・レイの決勝で今度はハムストリングを負傷し五輪直前までリハビリを行っていた。

 「金メダルがこの一年を癒してくれた。非常に苦労したシーズンだった。ついこの前まで、僕は負傷しており、この場でプレーするためにリハビリしていたんだ」と振り返る。

 1994年のW杯優勝メンバーの元ブラジル代表マジーニョを父に、スペイン代表のチアゴ・アルカンタラを兄に持つ、華麗なるサッカーファミリーの歴史にまた新たな1ページが加わった。

【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top