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ミラン、未だ補強進まず…。CEO、司令塔の獲得狙うも「非売品と言われた」

text by 編集部 photo by Getty Images

アドリアーノ・ガッリアーニ
ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEO【写真:Getty Images】

 中国によるクラブ買収が合意されたミランだが未だ移籍市場では後手を踏んでいる。21日にイタリア『プレミアム・スポルト』が報じている。

 資金不足に悩まされているミランは、今夏に思うような補強ができていない。このことに関してミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは、「我々は全ての者と合意している」と発言しつつも、「特殊な移籍市場となっているのは当然だ」と複雑な現状について語った。

 その上、ミランの今夏の補強方針についてサポーターからも不満の声が上がっている。同CEOは、「我々が行った補強に対する批判や賞賛はサッカーの一部だ」と批判を一蹴した。

 現在ミランが補強に動いていると報じられているのが中盤だ。MFリッカルド・モントリーヴォの代役となれる司令塔を探しているとみられており、ローマに所属するMFレアンドロ・パレデスとレアル・マドリーに所属するMFマテオ・コバチッチの獲得を狙っていると報じられている。

 同CEOは、まずパレデスについて「ローマに獲得を求めたのは本当だ」と噂を認めるも、「だけど非売品だと断られた」と放出を拒否されたことを明かした。

 さらにコバチッチに関しても、「(マドリーのフロレンティーノ・)ペレス会長は彼を放出しないと言った」と返答。また、「(ヴィンチェンツォ・)モンテッラは、守備の前でプレーできるモントリーヴォの代役を求めている。よって、私に託された予算の範囲内でそこを補強するつもりだ」とレジスタ(ゲームメーカー)の獲得を認めた。

 先日加入したMFホセ・ソサの獲得に予算の半分を費やしたとも言われているミラン。果たして残り数日間以内に望み通りの補強選手を連れて来ることはできるだろうか。

【了】

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