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“売れ残り”仏代表MF、付けられた値札の高さに落胆「45億円なんて高すぎる」

text by 編集部 photo by Getty Images

ムサ・ シッソコ
移籍を希望するMFムサ・シッソコ【写真:Getty Images】

 昨季にイングランド2部に降格したために今夏の移籍を希望しているニューカッスルに所属するフランス代表MFムサ・シッソコが、クラブが要求する移籍金の高さを嘆いている。27日付の仏誌『レキップ・マガジン』が報じた。

 シッソコは、先日母国で開催されたEURO2016に同国代表メンバーの1人として出場。豊富な運動量でチームの中盤を支え、準決勝に貢献している。

 そのパフォーマンスが高評価され、シッソコはレアル・マドリーをはじめとする欧州の多くのビッグクラブから注目を浴びた。最近ではインテルがMFジョアン・マリオの保険として同時に獲得に動いていたが、結局獲得されることなく終わっている。

 シッソコは、その原因がクラブが要求する4000万ユーロ(約45億円)という高額な移籍金のせいだと考えているようだ。

 同選手は、「サッカーではこうなっているんだ。値段を付けるのはクラブだよ」と口を開くと、「約250万ユーロ(約2億円)で獲得した彼らが僕の売却に4000万ユーロを要求しているなんて、僕からすれば高すぎると思う」と不満を口にした。

「だからこそ売却取引が手間取ったんだ。この値段ならどのクラブも手を出したくはなくなるからね。マドリーも興味を失った。バカンスから戻って来てから僕は1人でトレーニングをしているよ。いくつかのトレーニングだけチームメートと行うけれど、大事なトレーニングでは外される」

 現在ユベントスがシッソコの獲得を狙っていると報じられている。果たして移籍市場が閉まるまでのこの数日間に彼に救いの手を差し伸べるクラブが現れるだろうか。

【了】

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