ミラン、本田は出番激減か。金も策もない補強プランで現実的目標はEL出場権確保【欧州主要クラブ補強診断】

2016年09月06日(Tue)7時02分配信

シリーズ:16/17欧州主要クラブ補強診断
text by 編集部 photo Getty Images
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補強・総合力診断

ミラン フォーメーション
今季のミランの予想フォーメーション(黄色は新加入選手)

補強診断 E

 補強プランには資金もなく、工夫もなく、意欲もなかった。唯一まとまった資金を得ることができたステファン・エル・シャーラウィ放出の移籍金もあっさりとセリエB得点王ジャンルカ・ラパドゥーラ獲得に費やされた。

 資金作りのために放出を画策したエースFWカルロス・バッカの交渉がことごとく破談に終わり、結局同選手は残留を決意。開幕戦ではチームを救うハットトリックを決めている。ラパドゥーラは未だコンディション調整を強いられ第2節ナポリに数分出場したのみ。今後もバッカの控えに留まると予想されている。

 その他獲得したグスタボ・ゴメス、ホセ・ソサ、マリオ・パサリッチ、レオネル・バンジョーニも先発の座が確約されているわけではない。ミランは合計2500万ユーロ(約29億円)を補強に費やしたが、現状は控え選手を増やしただけに終わっている。唯一、最終日にカリアリから獲得したマティ・フェルナンデスのみがモンテッラ監督へのプレゼントとなった。

総合力診断 C

 今季のミランもEL出場権が現実的な目標となっている。シーズンを通して活躍が期待できそうなのは昨季のチーム得点王だったバッカくらいなので、史上最年少でイタリア代表デビューを果たしたGKジャンルイジ・ドンナルンマの急成長と躍進に期待するしかない現状だ。

 ポジティブな側面としてはモンテッラ監督のサッカーが予想以上に早く浸透し、内容のよいサッカーを展開できていることだが、ユベントス、ナポリ、ローマ、インテルの4クラブに割って入ることは不可能に近い。

 現状はEL出場圏内となる6位以内を狙いながら、冬の移籍市場で中国資本による補強に望みをつなげる形となるだろう。

【了】

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