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ベルギー代表新監督は選手に”禁煙”厳命。”狂煙家”のローマMFは大丈夫?

text by 編集部 photo by Getty Images

ラジャ・ナインゴラン
ベルギー代表のナインゴラン【写真:Getty Images】

 ベルギー代表のロベルト・マルティネス新監督は、前監督とは異なり、選手たちに対して”禁煙”を含めた厳しい規律を課しているようだ。ベルギーメディアによる報道を、8日付のイタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

 今夏のEURO2016までベルギー代表を率いていたマルク・ヴィルモッツ前監督は、ローマの同国代表MFラジャ・ナインゴランが喫煙することを認めつつ、同選手の習慣に対して寛容に対応。ピッチ上でのプレーに影響を与えない限り問題はないとして、代表チームの合宿の際にはわざわざナインゴランにバルコニー付きの部屋を与えているとも話していた。

 だが、8月に就任したマルティネス監督の方針は前監督とは異なっている。選手たちに対し、合宿中の禁煙やアルコール摂取禁止、スポンサー関連のルール厳守など厳格な規律を課したとのことだ。禁煙のルールを破った場合には練習遅刻の2倍の罰金が科され、”再犯”の場合には代表からの追放もあり得るという。

 ヴィルモッツ前監督はナインゴランがチーム内で唯一の喫煙家だとも話していたが、夏のバカンス中にはマンチェスター・ユナイテッド所属のベルギー代表MFマルアン・フェライニもビーチで葉巻をくわえる姿が写真に捉えられていた。いずれにしても、両選手はマルティネス新監督からの招集を受け、先日行われた国際親善試合やW杯予選の試合に出場している。

 ナインゴランはかなりの”狂煙家”のようで、前監督には「1日5、6本のタバコを禁じれば、彼は部屋を破壊するだろう」とまで言われていた。これから新監督の方針とうまく折り合いをつけていくことはできるだろうか。

【了】

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