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台湾女子代表率いる柳楽監督、大勝にも浮かれず更なる改善を追及

text by 編集部 photo by CTFA

台湾女子代表
女子EAFF E-1 Football Championship 2017予選第2ラウンドを戦う台湾女子代表【写真:CTFA】

 台湾女子代表を率いる柳楽雅幸監督は、8日の午後に行われた女子EAFF E-1 Football Championship 2017予選第2ラウンドの初戦で香港代表に5-0で勝利したにもかかわらず、選手たちにはさらに多くのものを期待しているようだ。

 ライ・リーチンのアシストから生まれたリン・ヤーハンの2得点と同じように、ミッシェル・パオとリー・シューチンのゴールが香港戦で彼のチームに余裕を与えて勝利に導いた。

 日本人監督は、この大会の優勝候補である韓国代表との対戦を視野に入れながら「我々は、自分たちがどのようなパフォーマンスをするかという面においてサッカーを向上させたい」と話している。
 
「このゲームの美しさは、最後まで結果が分からないことです。よって(韓国を倒すために)我々にできることは、ただベストを尽くして準備し、勝利しようとすることです」

 一方で、香港女子代表を率いるチャン・シュクチ監督はまだ真価の問われていない状態のチームを称賛し、2年前に韓国に9-0で敗れて以来最多となる5失点に繋がるミスを認めることを恐れなかった。

 チャン監督は「ほとんどの選手たちが良い試合をしましたが、私たちにはもっと良い試合ができるはずです」と、試合終了のホイッスルが吹かれた後にコメントしている。

「何名かの選手たちは若いので、プレッシャーにさらされて何度かミスをしてしまったと私は考えていますし、これは無理もないことです」

 そして、リンが決めた2得点がどちらともセットプレーから生まれたことに言及し「今後の試合では、コーナーキックでの守備にフォーカスして取り組んで行くつもりです」と付け加えた。

 韓国女子代表11日に行われる女子EAFF E-1 Football Championship 2017予選第2ラウンド第2戦で香港女子代表と対戦し、グアム女子代表は台湾女子代表と対戦する。

【了】

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