今季未だにチェルシーで出番がもらえていないナイジェリア代表MFジョン・オビ・ミケルは、今冬に移籍する可能性があることを示唆する発言をした。13日に英紙『ザ・サン』が報じている。

　今季よりチェルシーの指揮官に就任し、ベルギー代表MFエデン・アザールやスペイン代表FWジエゴ・コスタといった選手たちを見事に復活させることに成功したアントニオ・コンテ監督。そのおかげもあり、チームは現在プレミアリーグで2位と好調を維持している。

　その一方で、未だに一度も出場機会がもらえていない選手がミケルだ。先日ナイジェリア代表のゲルノト・ロール監督は、これに対して「コンテ監督が彼を起用しないのは、彼がオリンピックに出場することを選択しただけのせいだ」と、ミケルがチェルシーのプレシーズンを欠席し、今年8月に開催されたリオ五輪に出場したことがその理由だと英紙『ロンドン・イブニング・ スタンダード』で説明している。

　しかし、ミケルはリオ五輪に出場したことを後悔してはいないようだ。同選手はオーバーエイジ枠で主将として出場し、日本代表戦でも先発出場を果たしている。3位決定戦でホンジュラスに勝利し、銅メダル獲得に貢献したミケルは、「僕は絶対にチェルシーのレギュラーポジションとオリンピックのメダルを交換したくはない」と発言。

　そして、「僕がプレシーズンよりもオリンピックを選んだとか、人からどう思われたってかまわない。僕は熱心に練習をし、監督の考えを変えさせようとしなければならない」と述べると、「もしそれが無理なら1月に何が起こるか考えよう」と移籍の可能性を示唆する発言をした。

　チェルシーで11年目を迎えたミケル。しかし今、居場所を変える時が訪れたのかもしれない。

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