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「ダービー2得点なら徒歩帰宅」の”公約”を掲げたミランMFスソ。その実行は…?

text by 編集部 photo by Getty Images

スソ
ダービーで2得点のミランMFスソ【写真:Getty Images】

 ミラノダービーで2ゴールを記録したミランのMFスソだが、この試合で「2点を決めたら歩いて帰る」という”公約”を果たすことはないようだ。現地時間20日に行われた試合後に、伊メディア『プレミアム・スポルト』にコメントしている。

 今季のミランで定位置を確保しているスソは、インテルとのダービーマッチに向けてひとつの公約を掲げていた。「日曜日の試合で2得点決めたら、家まで歩いて帰るよ」と試合の数日前に話していたのだ。

 昨季レンタルされていたジェノアではハットトリックが1回、2得点が1回あったとはいえ、これまでミランでの通算18試合で2得点だったスソは、自分がダービーマッチで2ゴールを挙げると本気では考えていなかったのかもしれない。

 だが、先発で出場したスソは43分に右サイドから左足で先制ゴールを記録。後半に入り同点に追いつかれた5分後の58分には、今度は右足で勝ち越しゴールを決めてみせた。試合は終了間際にインテルが再び追いつき、2-2のドローに終わっている。

 公約実行が注目されることになったスソだが、試合後には「僕らは勝てなかったからね。だから歩いて家に帰ることはないよ」とコメント。「2点取るのはほぼ不可能だったけど、実現できた。残念ながら引き分けてしまったけどね。勝てればもっと良かったよ」と話している。

 ミランの練習場ミラネッロの近くに住んでいるというスソだが、ミラノ市内のサン・シーロ・スタジアムから郊外のミラネッロまでは徒歩で8時間以上の距離。90分間の激戦を終えたあと、ナイトマッチ終了後の午後11時頃から実行に移すのはさすがに無理があったかもしれない。

【了】

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