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ダービーで強烈弾のインテルMF、新監督との因縁を一蹴「その話はもういい」

text by 編集部 photo by Getty Images

アントニオ・カンドレーバ
インテルのアントニオ・カンドレーバ【写真:Getty Images】

 インテルのMFアントニオ・カンドレーバは、初陣を終えたステファノ・ピオリ監督との過去の因縁について「その話はもういい」とコメントを避けている。現地時間20日に行われたセリエA第13節、ミランとのダービーマッチ後に伊メディア『プレミアム・スポルト』に語った。

 フランク・デ・ブール前監督からチームを引き継いだピオリ新監督は、宿敵とのダービーマッチで初陣を迎えた。0-1で迎えた53分には、カンドレーバが強烈なミドルシュートで1-1の同点ゴールを記録。その後再びミランが突き放したが、インテルは後半アディショナルタイムにも追いついて試合を1-1のドローに持ち込んだ。

 今夏にラツィオからインテルに加入したカンドレーバは、ラツィオでピオリ監督と約2シーズン一緒に仕事をしていたが、インテルでの再会に際して当時の”因縁”が取り沙汰された。2015/16シーズンに向けてラツィオのキャプテン就任を望んでいたカンドレーバだが、MFルーカス・ビリアが選ばれたことに不満を覚え、「ピオリは何も説明してくれなかった」と今年9月に語っていた。

 だが、インテルでは過去の感情を水に流し、改めてピオリ監督に協力したいという姿勢を見せている。「その話はもういい。もう終えるべき時だ。あまりにも長引きすぎている」とダービー後に語った。

 試合については、「僕らには勝利の資格があった。同点に追いつけるだけの戦いをしていた」とインテルのパフォーマンスについてコメント。それでも勝ち点1の獲得に終わったことには不満をのぞかせ、「僕らはインテルだ。順位表の上位にいなければならない。素晴らしい戦いができたので、ここから再スタートして浮上していきたい」と今後への意気込みを口にした。

 13試合を終えて勝ち点18のインテルは、依然としてリーグ中位に位置している。次節は8位フィオレンティーナをホームに迎える。

【了】

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