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ローマに朗報。主力MFが出場停止”取り消し”でミラン&ユーベ戦出場へ

text by 編集部 photo by Getty Images

ケビン・ストロートマン
ローマのケビン・ストロートマン【写真:Getty Images】

 オランダ代表MFケビン・ストロートマンが受けた出場停止処分に対するローマの異議申し立てが受け入れられ、同選手に対する処分が取り消しとなった。イタリアサッカー連盟(FIGC)が発表している。

 ストロートマンは、現地時間4日に行われたセリエA第15節のラツィオとのダービーマッチで先制点を記録。だが、得点後に相手ベンチにいたダニーロ・カタルディと小競り合いとなった。カタルディにユニフォームの襟を引っ張られたストロートマンは転倒し、カタルディにはレッドカードが提示された。

 だがその後、ストロートマンは映像判定により2試合の出場停止処分を受けることになった。襟を引っ張られる前にはカタルディにボトルの水をかけていたストロートマンだが、出場停止処分の理由はそのことではなく、引っ張られたあとの転倒が「シミュレーション」だと判断されたことによるものだった。

 ローマはこの処分を不服として上訴を行い、FIGCのスポーツ上訴裁判所はローマの主張を受け入れた。カタルディの行為がストロートマンの転倒を引き起こした可能性は否定できないとして、処分の取り消しが認められている。

 処分が適用されていれば非常に重要な2試合を欠場することになっていただけに、ローマとしては胸をなでおろしていることだろう。ローマは今週末に、同勝ち点で2位に並ぶミランと激突。その翌週には首位ユベントスとの一戦が控えている。

【了】

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