J最多指導歴の監督はなぜ地域リーグへ? 石﨑信弘の“熱くて面白い”選択

2017年01月07日(Sat)10時31分配信

text by ミカミカンタ photo Getty Images
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「昇格するのはそんな簡単じゃない」。新たな挑戦への意欲

石崎信弘
九州リーグへの新たな挑戦へ意欲を見せる石崎【写真:Getty Images】

 九州リーグはJ1から数えて実質5部に相当する地域リーグで、8県にまたがる10チームで編成されている(2017シーズンは熊本地震の影響による降格枠削減に伴い、特例措置として11チームでのリーグ戦となる)。

 2016シーズンの優勝チームはJ.FC MIYAZAKIで、今シーズンからは、かつてミスター・ヨミウリと言われた与那城ジョージの監督就任がすでに発表されている。妙に熱くなりそうなリーグだ。

「地域リーグといっても昇格するのはそんな簡単じゃないんじゃないかな。あの岡田(武史=FC今治代表)さんだって二年かかったんじゃし」と石﨑。だが、期待は否が応にも高まる。

「仕事をしながらサッカーをしている選手がほとんどらしいんだけど、どれくらいの意識でサッカーをするのか、行ってみないことにはわからんけど楽しみじゃ」という石﨑は、かつて自分が東芝で仕事をしながらサッカーをやっていたころのことを選手に投影したりするのだろうか?

 そういえばひとつ聞きそびれたことがある。昨年の暮れに話した時、広島出身で映画好きの石﨑に、映画『この世界の片隅に』を薦めた。

「わし、漫画映画はあまり気が進まないんじゃけど、そんなに薦めるなら観てみるわ」と言っていた。もう観ただろうか? もしまだ観ていないのならば、改めてこの場を借りて繰り返そうと思う。石﨑さん、絶対に観た方がいいですよ! 親父さんの出身地・呉市と、石﨑さんの出身地・広島市が舞台になっているとてもいい映画ですから。

 なにはともあれ、石﨑は今月の20日前には尽きぬサッカーへの情熱とともに初めてのステージとなる宮崎入りをする予定だ。来年の3月には宮崎の地で赤いちゃんちゃんこを纏ったお茶目な石﨑の笑顔と、それを取り囲むたくさんの笑顔が見られるはずだ。

(取材・文:ミカミカンタ)

【了】

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