元バルセロナ、スペイン代表で輝かしいキャリアを誇るシャビが中国の“爆買い”に警戒心を示している。英紙『サン』が伝えている。

　ここ数年中国スーパーリーグは多くのトッププレーヤーを大金を使って獲得してきた。今冬もチェルシーのオビ・ミケルとオスカル、ゼニトのアクセル・ヴィツェルが中国へ渡るなど、その勢いは続いている。

　この状況をシャビは「とても深刻だ」と述べ「もうすでに素晴らしい選手が中国に渡っているが、これはまだ始まりにすぎないだろう」とこれからもこの流れは続くと予測している。

　オスカルやヴィツェルなどまだ20代の選手が中国へと渡っていることについては「MLS（メジャーリーグサッカー）に素晴らしい選手が移籍したのを我々は見てきたが、普通はキャリアの終わりに向かう選手だ。中国が行っていることは大きく異なる。なぜならキャリアのピークにあるトッププレーヤーが向かっているからだ」とMLSと中国の違いについてもコメント。

　そしてシャビは「もし中国がトッププレーヤーや優れた指導者がいる競争力あるリーグを作るならば、ヨーロッパは唯一の世界最高の舞台ではなくなるだろう」と見通しを示している。

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