ユベントスのフランス代表DFパトリス・エブラは、冬の移籍市場でクラブを離れることになるのだろうか。今週末の試合の招集メンバーから外れたことがその憶測を強めている。

　現地時間8日に行われるセリエA第19節の試合でボローニャと対戦するユーベは、7日に試合に向けた招集メンバーを発表。GKジャンルイジ・ブッフォンが体調不良で外れたのに加え、エブラもこの試合に招集されなかった。

　今季のユーベで出場機会の減少している35歳のベテラン左サイドバックは、この冬に移籍する可能性も取りざたされていた。古巣マンチェスター・ユナイテッドでの現役引退を望んでいると報じられたほか、バレンシアも獲得に関心を抱いているとみられている。ボローニャ戦招集外の理由は定かではないが、移籍に向けた兆候ではないかとも捉えられている。

　エブラを放出することになれば、ユーベは新たなDFを補強する可能性もある。7日付の伊紙『トゥットスポルト』は、シャルケのボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツが新戦力候補だと伝えた。ユーベは今季末でシャルケとの契約が満了するコラシナツをフリートランスファーで獲得することを望んでいたが、その予定を半年早める可能性もあるとみられている。

【了】