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レアル、スペイン記録に並ぶも先は長い? 欧州では”リーグ戦106試合”の無敗記録も

text by 編集部 photo by Getty Images

レアル・マドリー
無敗を続けるレアル・マドリー【写真:Getty Images】

 現地時間7日に行われたリーガエスパニョーラ第17節のグラナダ戦に5-0の勝利を収めたことで、レアル・マドリーは昨シーズンから続く公式戦の連続無敗記録を39試合に伸ばした。驚異的な記録ではあるが、リーグ戦に限れば欧州にはなんと100試合を越える連続無敗記録も存在している。

 ジネディーヌ・ジダン監督率いるマドリーが最後に敗れた試合は、昨年4月に行われたチャンピオンズリーグのヴォルフスブルク戦。以来9ヶ月にわたって公式戦の無敗を続けており、バルセロナの保持していたスペイン記録に並んだ。

 リーガの試合に限れば、マドリーは昨年2月末のアトレティコ・マドリー戦以来敗れておらず、28試合で24勝4分けという結果を残している。だがリーグ戦に限定した記録としては、レアル・ソシエダが1979年から80年にかけて38試合の連続無敗を達成しており、スペイン記録更新のためにはあと11試合の無敗が必要となる。

 欧州全体に目を向けると、それをはるかに上回る記録も過去に成し遂げられている。昨年2月時点で欧州サッカー連盟(UEFA)公式サイトが紹介したデータによれば、欧州におけるリーグ戦の最長無敗記録はルーマニアの名門ステアウア・ブカレストが保持。1986年から89年に至るまで、実に106試合にわたり敗れていなかった。

 2位はモルドバのシェリフが2006年から08年にかけて達成した63試合連続無敗。3位にはスコットランドのセルティックが一世紀前の1915年から17年にかけて達成した62試合連続無敗という記録が続いている。

 セリエAで無敗優勝を成し遂げた1990年代初頭のミラン(58試合無敗)や、近年では2010年から12年にかけてのポルト(55試合無敗)なども上位にランクインする無敗記録を達成している。マドリーはこれらの記録に到達するまで無敗を続けることができるだろうか。

【了】

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