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ピケ、またも判定に不満あらわ。観客席のリーガ会長指差し「見たか?」

text by 編集部 photo by Getty Images

ジェラール・ピケ
バルセロナのジェラール・ピケ【写真:Getty Images】

 バルセロナのDFジェラール・ピケは、バルサが試合で受けた判定について、またしても強い不満をあらわにしている。8日付のスペイン紙『マルカ』など複数メディアが伝えた。

 バルサは現地時間8日に行われたリーガエスパニョーラ第17節の試合でビジャレアルと対戦し、1-1のドローに終わった。後半にFWリオネル・メッシのシュートが惜しくも左ポストを叩いた場面では、メッシの前に倒れ込んだMFブルーノ・ソリアーノの手がボールに当たり、コースを変えていたことがリプレイでは明らかに確認できた。一方で、バルサのハビエル・マスチェラーノにもエリア内でハンドを犯したのではないかとみられる場面があった。

 ピケは試合後に、イグレシアス・ビジャヌエバ主審のジャッジを強く批判している。「ブルーノにははっきりとしたハンドが2回あった。マスチェラーノのプレーも見たが、意図的かどうかということについて言えば、見ての通りだ」とコメント。ブルーノはメッシのシュートに対して意図的に腕を伸ばしていたという考えを述べた。

 5日に行われたコパ・デル・レイの試合で敗れた後にも審判への不満を口にし、処罰を検討する調査を受けることになったピケだが、全く引き下がろうとはしていない。「(発言について)分析するなら分析して時間を無駄にすればいい。彼らにはその権利がある。僕の言ったことの正しさは毎週証明される一方だ」と強気な姿勢を見せた。

 試合を終えてピッチを立ち去る際には、ピケは観客席を見上げて指差しながら何らかの言葉を発していた。スペインメディアが伝えたところによれば、観戦に訪れていたスペインプロリーグ機構のハビエル・テバス会長に向けて「(判定を)見たか? そう、お前だよ。見たか?」と叫んでいた模様だという。誰に向けて叫んでいたのかとミックスゾーンで尋ねられたピケは、「本人は分かっている。誰もが知る必要はない」と答えている。

【了】

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