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ラモス、古巣セビージャサポから大ブーイング。音量は”100デシベル”を記録

text by 編集部 photo by Getty Images

セルヒオ・ラモス
レアル・マドリーのセルヒオ・ラモス【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのスペイン代表DFセルヒオ・ラモスは、古巣セビージャのサポーターから大音量のブーイングで迎えられた。15日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。

 マドリーは現地時間15日に行われたリーガエスパニョーラ第18節の試合でセビージャと対戦。後半にFWクリスティアーノ・ロナウドがPKを決めて先制したが、終盤に2点を奪われて逆転負けを喫し、昨シーズンから続いていた公式戦連続無敗記録は40試合で途切れることになった。

 この試合で大きな注目を集めていたのが、かつてセビージャでプレーしていたラモスだった。マドリーとセビージャは今月行われたスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)5回戦でも対戦していたが、12日の2ndレグではセビージャサポーターとラモスがお互いに対し挑発的な態度を取ったとして騒ぎを引き起こしていた。

 15日の試合でも、マドリーのチームバスがスタジアムに到着した時点から、ラモスには激しい罵声が浴びせられていたという。キックオフ前の先発メンバー紹介でも、ラモスの名前が呼ばれるとひときわ大きなブーイングが響き渡った。

『マルカ』はこの際のブーイングの音量を測定しており、その数値は”100デシベル”に達していたとのことだ。一般的には「電車が通る時のガード下」に相当するとされている音量だ。なお、スペインメディアは過去にも何度かブーイングの音量を測定しており、かつてバルセロナからマドリーへ移籍したルイス・フィーゴ氏に浴びせられたものは110.9デシベル、2015年国王杯決勝でスペイン国歌に対し浴びせられたものは119デシベルに達していたという。

 85分にセビージャが同点に追いついたプレーは、FKをクリアしようとしたラモスのヘディングがオウンゴールとなってしまったものだった。当然ながらセビージャサポーターは大いに沸き立ったが、単に得点を祝うだけの理由ではなかったのだろう。

【了】

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