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「レスターの夢物語は終わった」。マンU戦に向け現実直視を求めるラニエリ

text by 編集部 photo by Getty Images

クラウディオ・ラニエリ
レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督【写真:Getty Images】

 レスター・シティのクラウディオ・ラニエリ監督は、プレミアリーグで奇跡的な優勝を飾った昨シーズンの快挙は忘れ、残留争いを強いられている現実を直視する必要があると訴えた。5日付の英メディア『スカイ・スポーツ』が同監督のコメントを伝えている。

 日本代表FW岡崎慎司も所属するレスターは、並み居る強豪クラブを抑えて昨シーズンのプレミアリーグ優勝を成し遂げた。サッカー界の歴史に残る快挙だったが、今季はその戦いぶりを再現することができず、下位に沈んで苦戦を強いられている。

「昨シーズン成し遂げたことが特別だったことは理解できる。全てが正しく、全てがファンタスティックだった」とラニエリ監督は昨季を振り返る。だが「今は全てが間違っている。今季も昨季のようなことが可能だと我々は信じていたが、もう夢物語は終わった」と現実に目を向けるべきであることを強調した。

「ここで選ばなければならない。このスポーツで敗者になるなら、人生でも敗者だ。このスポーツで闘士として戦うことができるなら、人生でも同じことが可能だ。現実が戻ってこなければならない。最後まで戦い続けることだ。私の選手たちにはそれができると信じている」とラニエリ監督。最下位から追い上げて残留を果たした2シーズン前のように、団結して戦い抜く姿勢を持ち続けるべきだと訴えている。

 リーグ戦3連敗中のレスターは、現地時間の5日にはマンチェスター・ユナイテッドをホームに迎える。この試合にも敗れるようであれば、降格圏の18位との差はわずか1ポイントとなってしまう。

【了】

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