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リーク元はまさか…? ベラヒノの秘密が公になり苛立つストーク指揮官

text by 編集部 photo by Getty Images

マーク・ヒューズ
マーク・ヒューズ【写真:Getty Images】

 ストーク・シティを率いるマーク・ヒューズ監督は、ウェスト・ブロムウィッチがFWサイード・ベラヒノの秘密を故意に公にしたことを疑っているのかもしれない。英紙『デイリー・ミラー』が伝えた。

 ベラヒノは1月の移籍市場でウェスト・ブロムウィッチからストークへ移籍した。かつてウェスト・ブロムウィッチでエースだった23歳の同選手は、1200万ポンド(約17億円)で新天地へ移っている。

 この移籍には、周囲には知られていない真実があった。ベラヒノは昨年9月に娯楽用ドラッグの陽性反応が出たことが最近明らかになっている。これは世界アンチ・ドーピング機関(WADA)が違反の対象としていないものだが、イングランドサッカー協会(FA)は使用を禁止しており8週間の出場停止を決定。その際、選手のリハビリのために公表を避けた方が良いと判断され、ベラヒノがメンバーから外れる理由は周囲に知られることがなかった。

 極秘の出場停止処分が明けたベラヒノは、今月1日にストークデビューを飾った。だが、4日の古巣ウェスト・ブロムウィッチ戦に備えているところで“秘密”が暴かれている。

 ヒューズ監督は「6、7ヶ月も秘密にしておくことができた話が、古巣との試合の直前に知られた」と、何かを勘ぐっている様子だ。

 1-0でウェスト・ブロムウィッチが勝利したこの試合では、58分からピッチに立ったベラヒノへのブーイングもあった。試合後、両監督は握手を交わしていない。

 トニー・ピュリス監督との握手がなかったことについてもヒューズ監督は不満を持っており、「私はかなりの時間ピッチサイドにいたんだけれどね。試合前も彼は私と握手をしたがらなかった。なんらかの理由があったのかもしれないね」と話している。

 2015年夏、ウェスト・ブロムウィッチは元U-21イングランド代表のベラヒノの移籍金を2500万ポンド(約35億円)に設定していた。

【了】

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