コパ・デル・レイ（スペイン国王杯）準決勝2ndレグのアラベス対セルタ戦が現地時間の8日に行われ、ホームで1-0の勝利を収めたアラベスが2試合合計1-0で決勝進出を果たした。

　セルタのホームで先週行われていた1stレグは0-0のドローで終了。決勝進出を懸けて行われた2ndレグでは無得点で迎えた82分、アラベスのMFエドガル・メンデスがゴール前へ抜け出して浮き球でセルタGKを破り、チームを決勝へ導く値千金の1点を挙げた。

　アラベスはクラブの96年間の歴史で初のコパ決勝進出。5月に行われる決勝では、前日にアトレティコ・マドリーを破って決勝進出を決めていた昨季コパ王者のバルセロナと対戦する。

　今季10年ぶりにリーガエスパニョーラ1部への復帰を果たしたアラベスは、21試合を終えた時点で12位。バルサとは第3節で対戦し、アウェイで2-1の大金星を挙げた。今週末の11日にはホームでの対戦が予定されており、コパ決勝の”前哨戦”となる。

　8日付のスペイン紙『マルカ』によれば、昨年末に発表されたアラベスの今季予算は4930万ユーロ（約59億円）。一方のバルサは6億9500万ユーロ（約832億円）で、実に14倍もの開きがある。バルサの圧倒的優位が予想されるのは確実だが、リーグでの対戦に続いて番狂わせを起こすことができるだろうか。

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