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巨漢GK、試合以外でチームに貢献。指揮官も称賛「報道されるチャンスを作った」

text by 編集部 photo by Getty Images

ウェイン・ショー
サットン所属のGKウェイン・ショー(左)と元チェルシーのGKマーク・シュワルツァー氏(右)【写真:Getty Images】

 現地時間20日にFA杯5回戦の試合が行われ、イングランド5部のサットン・ユナイテッドはアーセナルと対戦し0-2の敗戦を喫している。この試合で一番注目を浴びたのはベスト8進出を決めたアーセナルではなく、サットンに所属するGKウェイン・ショーだった。20日に英紙『デイリー・ミラー』がGKショーの1日を記録している。

 同紙によると、GKショーは試合前に大勢のサポーターが来場するホームスタジアム(ガンダー・グリーン・レーン)の掃除を手伝ったとのこと。選手が座るベンチ付近で掃除機をかける姿が撮影されている。その後、ベンチ入りすることが発表された後にウォーミングアップのためピッチに登場。

 また、会場では元チェルシーでオーストラリア代表GKでもあったマーク・シュワルツァー氏と再会している。ハーフタイムにはスタジアム近くのバーに立ち寄りファンと記念撮影を行った。そして、そのバーで購入したと思われる”パイ”を試合中に食べている。試合には敗れてしまったが、ファンサービスを行い最後までサポーターを楽しませたという。

 サットンを率いるポール・ドスウェル監督はGKショーについて「ウェインは23年ぶりに世界的スターになったと思う。裏を返せば、より多く報道されるチャンスを作ってくれたと言うことさ」と答えた。

 特に今回の”ベンチでパイ食べる”行動は多くの英メディアが報じている。試合には出なかったが、別の部分でクラブに貢献し忙しい1日を送っていたと言えそうだ。

【了】

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