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巨漢GK”パイ食べて退団”でチームが苦境に。試合開始15分でGK不在となり…

text by 編集部 photo by Getty Images

ウェイン・ショー
サットン・ユナイテッドを退団したウェイン・ショー【写真:Getty Images】

 115kgの巨漢GKが退団を強いられた一件の余波として、イングランド5部のサットン・ユナイテッドは思わぬ苦境に追い込まれることになってしまった。25日付の英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えている。

 イングランドの5部リーグで戦うサットン・ユナイテッドは、FA杯で5回戦(ベスト16)まで進出する躍進を見せて話題となった。その戦いぶりと同じくらい注目を集めることになったのが、サッカー選手離れした体型を持った45歳のGKウェイン・ショーだ。

 体重115kgだとされているが、実際にはそれ以上である可能性もあるというショーは、5回戦のアーセナル戦にもベンチ入り。試合には出場しなかったが、試合中にベンチでパイを食べるという異例の行為がまたしてもメディアやファンの注目を集めることになった。

 だが、事態はそこから思わぬ形で急展開。ショーは試合中にパイを食べるかどうかの賭けに関与していたことが疑われ、賭博規制委員会による調査を受けることに。実際に関与していたかどうかは確定していないが、チームに迷惑をかけたとして、ショーはサットン・ユナイテッドを退団することを決めた。

 そのサットンは現地時間25日に行われた5部リーグの試合でトーキー・ユナイテッドと対戦したが、ショーが退団したことでベンチには控えGKがいない状態となった。そして、先発したGKロス・ワーナーが開始わずか15分で負傷する不運に見舞われ、プレー続行不可能になったという。

 代役としてゴールを守ったのは35歳のDFサイモン・ダウナー。その時点で0-1のリードを奪われていたサットンは、残り75分間を本職GK不在の状態で戦うことになったが、最終的に3-2で勝利を収めることに成功している。

【了】

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