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初先発の可能性高まる柴崎。「両足が使えてパスが正確」と地元紙が賛辞

text by 編集部 photo by Getty Images

柴崎岳
テネリフェの柴崎岳【写真:Getty Images】

 スペイン2部のテネリフェに所属するMF柴崎岳は、現地時間26日に行われるセグンダ・ディビシオン第31節のカディス戦に先発で起用される可能性も高まりつつあるようだ。22日付の地元紙『エル・ドルサル』が伝えている。

 1月の移籍市場でテネリフェに加入した柴崎は、新天地への適応に苦戦を強いられデビューが遅れたが、19日に行われた前節レウス・デポルティウ戦でついに初出場。74分からの交代出場で初めて公式戦のピッチに立った。

 26日にはアウェイでのカディス戦が予定されているが、2トップの一角としてレギュラーを占めるFWアンソニー・ロサノはW杯予選を戦うホンジュラス代表に招集されたため不在。ホセ・ルイス・マルティ監督は今週の練習の中で、FWアマト・ヌディアイェを1トップとして、その後ろに柴崎を置く形をテストしているという。

 他にもポジションを争う候補はいるものの、柴崎の先発起用も選択肢のひとつだとみられている。前節初出場を果たした柴崎のプレーについて、「両足でうまくボールを扱うことができ、パスは正確で、プレービジョンも優れている。スペインのサッカーに完全に馴染んだ時には大きな話題になる予兆が感じられる」と『エル・ドルサル』は賛辞を送り、シーズン終盤戦に向けて「注目すべき選手」だと述べている。

 現在セグンダ・ディビシオンで3位のカディスと4位のテネリフェの激突は、1部昇格に向けたプレーオフ圏内の順位争いを左右する重要な一戦となる。この大一番で柴崎が初先発に起用される可能性もあるかもしれない。

【了】

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