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スペイン3部クラブの監督を逮捕。”12-0″の大敗試合で八百長関与の疑い

text by 編集部 photo by Getty Images

スペイン警察
スペイン警察【写真:Getty Images】

 スペインのセグンダB(3部相当)の試合で、バルセロナBに12-0という歴史的な大敗を喫したエルデンセの選手が八百長を行っていたと疑われる問題で、エルデンセの監督が汚職容疑により逮捕された。4日付のスペイン紙『アス』などが伝えている。

 現地時間1日に行われたセグンダB第32節の試合は、バルサBがエルデンセに12-0という驚異的な大勝を収めた。だがその翌日にエルデンセは、一部の選手たちが賭博に絡んだ八百長を行った疑いがあるとして、その不正への関与が疑われるイタリアの投資家グループとの契約を解消するとともに、トップチームの活動を停止することを発表した。

 エルデンセの会長から捜査を依頼されていたスペイン警察は、4日早朝に同クラブのフィリッポ・ヴィート・ディ・ピエッロ監督、および投資家グループの責任者を逮捕したとのことだ。イタリア人であるヴィート・ディ・ピエッロ監督は、今年1月に問題の投資家グループがクラブの経営権を取得したあと就任していたという。

 エルデンセの選手の一人であるFWシェイク・サードは、チームメートのうち4人が「前半8-0、最終スコア12-0」というスコアに対して大金を賭けていた証拠があると証言している。同選手は、監督が八百長に関与していたことも確実だと主張していた。

【了】

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