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瀬戸貴幸が獲得のPKも決まらず。ルーマニアで”12分でPK3本失敗”の珍事

text by 編集部 photo by Getty Images

瀬戸貴幸
アストラ・ジュルジュの瀬戸貴幸【写真:Getty Images】

 現地時間2日に行われたルーマニア1部リーグのアストラ・ジュルジュ対ヴィトルル・コンスタンツァ戦で、12分間のうちに両チームが合計3本のPKを立て続けに失敗するという珍事が起こった。

 14チームで構成されるルーマニア1部リーグは、2回総当たりで26試合のレギュラーシーズンを終えたあと、上位6チームによるプレーオフが開催されている。MF瀬戸貴幸が所属する昨季王者アストラも、レギュラーシーズン3位でプレーオフへと進んだ。

 瀬戸も先発で出場した2日の試合では、前半20分までにアウェイのヴィトルルが2点をリード。31分にはヴィトルルがPKを獲得して3点目のチャンスを迎えたが、GKの好セーブに遭い決めることはできなかった。さらに37分にもPKを獲得したヴィトルルだが、またしてもGKプラメン・イリエフに止められてしまう。

 2度のピンチを逃れたアストラは39分に1点を返すと、42分に左サイドに抜け出した瀬戸が倒されてPKを獲得。同点に追いつくチャンスとなったが、これもキッカーが枠外へ外してしまった。後半には試合は動かず、そのまま2-1でヴィトルルが勝利を収めた。

 欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトは、この珍事を「欧州トップリーグで初の記録だろうか?」と伝えているが、実際に新記録であるかどうかは定かではない。ヴィトルルのオーナーであり監督も務めるルーマニアの”レジェンド”ゲオルゲ・ハジ氏は試合後に、「サッカーは未知で予測不可能なものだ。簡単だと思える時こそ難しくなる」とコメントしている。

【了】

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