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苦悩するレアル”10番”ハメス、交代に怒り収まらず。ベンチを激しく殴りつける

text by 編集部 photo by Getty Images

ハメス・ロドリゲス
レアル・マドリーのハメス・ロドリゲス【写真:Getty Images】

 レアル・マドリーのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは、現地時間5日に行われたリーガエスパニョーラ第30節のレガネス戦で、途中交代を告げられたことへの不満を隠しきれなかったようだ。

 マドリーの10番を背負いながらもジネディーヌ・ジダン監督のもとで安定した出場機会を得られず、苦しいシーズンを過ごしてきたハメス。レガネス戦では3試合ぶりの先発に起用され、15分にはチームの先制点を記録した。

 だがスコアが4-2でマドリーのリードとなった71分、ジダン監督が最初の選手交代としてMFイスコを送り出すと、交代を指示されたハメスはジダン監督と目を合わせたり握手をしたりすることもなくその横を素通り。ベンチに戻ると、椅子を激しく殴りつけたような動きがカメラに捉えられた。

 試合後にもハメスは、ミックスゾーンでメディアに口を開くことはなく、憮然とした表情で通り過ぎていった様子が撮影されている。今季限りでマドリーを去る可能性が盛んに取りざたされるハメスだが、この一件は移籍への憶測をさらに強めることになるかもしれない。

 ジダン監督は、ハメスの態度を問題視することはないと主張している。「彼と話はしていないが、誰でも交代はしたくないものだ。こういうことは起こるし、もう終わったことだ。彼の怒りは理解できる。今後も重要な選手であることに変わりはない」と試合後のコメントをスペイン紙『マルカ』などが伝えた。

【了】

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