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バルサ、ミランで評価高めたスペイン代表FWを”買い戻し”へ。クラブ幹部が明言

text by 編集部 photo by Getty Images

ジェラール・デウロフェウ
ミランのジェラール・デウロフェウ【写真:Getty Images】

 バルセロナのロベルト・フェルナンデスSD(スポーツディレクター)は、ミランで活躍を見せるスペイン代表FWジェラール・デウロフェウをバルサが買い戻すことを本格的に検討していると認めた。15日にスペイン『TV3』に話している。

 デウロフェウはバルサの下部組織出身のウインガー。トップチームでは公式戦6試合の出場にとどまり、エバートン、セビージャへのレンタルを経て、2015年にはエバートンへの完全移籍の形でバルサを後にした。

 だが、バルサとエバートンとの間では、1200万ユーロ(約14億円)を支払うことでバルサがデウロフェウを買い戻すことができるという買い戻しオプションが設定されていた。今年1月からミランにレンタルされたデウロフェウの活躍を目にしたバルサは、そのオプションの行使を検討している模様だと報じられていた。

 ロベルトSDは、現地時間15日に行われたレアル・ソシエダとの試合後に、デウロフェウに言及。バルサは「ジェラール・デウロフェウを取り戻すオプションについて疑いなく熟考している。来季バルサでプレーするためだ」と語った。

 バルサのルイス・エンリケ監督は今シーズン限りでの退任を発表しており、来季の監督がデウロフェウの起用を望むかどうかは不確定。仮に新監督の構想に入らなくとも、バルサは同選手を1200万ユーロ以上の金額で売却できると考えているとみられていた。だがロベルトSDの言葉通りなら、そのままデウロフェウをチームに残すことを考えているようだ。

 デウロフェウは1月に加入したミランですぐに定位置を確保し、11試合連続で先発出場。3月には約3年ぶりとなるスペイン代表からの招集も受け、フランス代表との国際親善試合で代表初ゴールも記録してさらに評価を高めた。

【了】

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