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元メキシコ代表FW、殺人関与を疑われる。市長務める町で”殺し屋”雇ったとの疑惑に反論

text by 編集部 photo by Getty Images

クアウテモク・ブランコ
元メキシコ代表のクアウテモク・ブランコ氏【写真:Getty Images】

 メキシコの”レジェンド”である元同国代表FWのクアウテモク・ブランコ氏は、自身が市長を務める町で殺人事件に関与したという疑いを受けて反論している。

 メキシコ代表の中心選手として長年にわたり活躍したブランコ氏は、2015年6月に行われた総選挙でモレーロス州の州都クエルナバカ市の市長に当選。昨年3月には市長を務めつつ43歳での”現役復帰”を果たし、メキシコ1部リーグで最後の1試合をプレーした。

 そのブランコ氏に対し、今月クエルナバカ市で起きた殺人事件への関与が疑われるという事態となっている。同市の見本市の運営に携わる24歳の男性が殺害された事件の容疑者が、ブランコ市長から20万ペソ(約115万円)を受け取って”殺し屋”として雇われたという証言をしているという。

 これに対し、ブランコ氏は13日にツイッターで声明を掲載して容疑を否定。18日に投稿した動画でも改めて無実を主張し、「自分と家族の命の危険を感じている」としながらも、市長として仕事を継続していく姿勢を示している。

 ブランコ氏はメキシコ代表として通算120試合に出場し、歴代3位の39ゴールを記録。1998年ワールドカップでは、ボールを両足に挟んでのジャンプで相手をかわす「カニばさみ」を披露したことでも話題となった。

【了】

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