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久保裕也、PKで加入後10点目記録も「それより試合に勝ちたかった」と不満

text by 編集部 photo by Getty Images

久保裕也
ヘントの久保裕也【写真:Getty Images】

 ベルギー1部優勝決定プレーオフ第8節の試合が現地時間の14日に行われ、ヘントはシャルルロワをホームに迎えて1-1のドローに終わった。ヘントの日本代表FW久保裕也はフル出場し、PKで1ゴールを記録している。

 1点ビハインドで迎えた前半40分、ヘントは相手ハンドでPKを獲得。久保がキッカーを務め、1-1の同点ゴールを蹴り込んだ。2試合連続ゴールの久保は、冬に加入して以来公式戦15試合で10ゴールと順調に得点を重ねている。

 だが試合は1-1のドローに終わり、現在3位のヘントは3試合連続白星なし。これで優勝の可能性は消え、2位への浮上も厳しい状況となった。「自分のゴールは決められましたが、それよりも今日の試合に勝ちたかったです」と悔しさを見せる久保の試合後のコメントをクラブ公式サイトが伝えている。

 PKのキッカーを務めたことについては、「最初から蹴ると決まっていたわけではなかったです」と久保。「普通は(ダニイェル・)ミリチェビッチが1番手ですが、自分で蹴りたいと思いました」とゴールへの意欲を強調した。

 この日は守備面で普段以上の役割を求められていたという久保は、その点では要求に応えられたとして納得する様子を見せながらも、「攻撃面では難しかった」と不満を残した様子。「攻撃面のプレーがうまくいかなくても、試合に勝てばそれで構わないですが、今日は残念ながらそうはなりませんでした」と結果への落胆を示している。

【了】

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