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「250億円の選手になる」。レアル移籍決まった16歳にレジェンドたちが期待

text by 編集部 photo by Getty Images

ヴィニシウス
レアル・マドリー移籍の決まったヴィニシウス・ジュニオール【写真:Getty Images】

 日本でのプレー経験もある元ブラジル代表のエジムンド氏は、レアル・マドリーへの移籍が決まった16歳のFWヴィニシウス・ジュニオールについて、将来的に「250億円」の価値を持つ選手になる可能性もあるという見通しを述べている。24日のスペイン紙『マルカ』が同氏のコメントを伝えた。

 ブラジル1部のフラメンゴに所属するヴィニシウスは、マドリーへの移籍合意が23日に発表された。移籍金は4500万ユーロ(約56億3000万円)と報じられており、16歳にしてバルセロナのFWネイマールに次ぐブラジル史上2番目の高額移籍金となる。なお、2019年7月まではレンタルの形でフラメンゴに残ることが想定されている。

『マルカ』紙は、ブラジルのレジェンドたちがヴィニシウスを評して述べたコメントを伝えている。東京ヴェルディなどでもプレーしたエジムンド氏は、マドリーによるヴィニシウスの獲得は「賭けだと思う」としながらも、その賭けが的中すれば「2億ユーロ(約250億円)の価値を持つことになるだろう」とコメント。現時点でのサッカー界の移籍金の史上最高額を大きく上回るような選手になる可能性もあると予想している。

 鹿島アントラーズでのプレー経験があるベベット氏は、「すごく速くて賢い選手だ。ゴールを決めることができる。素晴らしい選手になれる条件は全て備えていると思う」とヴィニシウスを称賛。その上で、「落ち着いて進んでいく必要があると思う。まだ16歳だ」とも述べた。

 元日本代表監督のジーコ氏も、早いうちから大きな期待をかけすぎることへの危険性を訴えた。「気をつけなければならない。彼には非常に大きな期待がかけられており、そのことが彼に影響してしまうかもしれない。16歳の彼に世界中がプレッシャーをかけている」と同氏はヴィニシウスについてコメントしている。

【了】

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