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2つ目のリーガ1部昇格クラブが決定。大久保・家長古巣のマジョルカは3部降格

text by 編集部 photo by Getty Images

ジローナ
昇格を決めたジローナのホームスタジアム【写真:Getty Images】

 スペイン2部の第41節が現地時間の4日に開催された。1試合を残した段階で、いくつかの昇格チームや降格チームなどが決定している。

 1部昇格と2部優勝をすでに決めていたレバンテに続いて、2位のジローナも来季の1部昇格が決定。4日の試合ではレアル・サラゴサとスコアレスドローに終わったが、2位でのフィニッシュが確定した。

 ジローナはクラブ創設87年目で初の1部昇格となる。昨季までの4シーズンで3回プレーオフに進みながらも昇格を逃し続けてきたが、ついに悲願を達成した。過去にはFW指宿洋史(現ジェフユナイテッド千葉)が所属したクラブでもある。現在のチームには元FC東京のFWサンダサも所属し、チーム2位の9得点で昇格に貢献している。

 最後の昇格枠を争うプレーオフには、3位ヘタフェ、4位カディス、およびMF柴崎岳の所属する5位テネリフェの進出が決まった。もう1枠はウエスカとバジャドリーの争いとなる。

 下位では最下位ミランデスに続いて、エルチェとマジョルカも来季の3部降格が決まった。エルチェは2015年に1部から降格し、2シーズンで3部にまで急降下。マジョルカは1部の常連クラブであり、かつてFW大久保嘉人(現FC東京)やMF家長昭博(現川崎フロンターレ)が所属したことで日本のファンにも馴染み深いクラブだが、36年ぶりに3部へ転落することになった。

 3部へ降格するもう1チームは最終節で決定する。DF鈴木大輔の所属するジムナスティック・タラゴナも残留を決めることができていないが、同じく残留を目指すUCAMムルシアとホームで対戦する最終節で引き分け以上なら他会場の結果にかかわらず残留となる。

【了】

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