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バルサMF、衝撃の代表引退発表。記者への侮辱で自らけじめ

text by 編集部 photo by Getty Images

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一連の騒動を受け代表引退を発表したMFアルダ・トゥラン【写真:Getty Images】

 「代表のユニフォームを着る選手として僕は間違ったことをしてしまった。代表キャリアに終止符を打たせてもらうよ」

 記者会見でこう発言し、トルコ代表キャプテンであったアルダ・トゥランは突然代表引退を宣言した。一体何があったのか。スペイン紙『マルカ』が引退宣言に至るまでの一部始終を伝えた。

 ことの始まりはトルコのスポーツジャーナリストであるビラール・メシェ氏が「トルコ代表の選手たち(アルダを含む)がトルコサッカー協会に多額の手当を要求している」という内容の記事を執筆したことにあった。当然このニュースを受け、トルコ代表の選手たち不快感を覚えたに違いない。

 そしてマケドニアとの親善試合の後、トルコへの帰りの航空機内で事件は起こった。メシェ氏と鉢合わせたアルダは、首に掴みかかってこう叫んだ。

 「言って見ろ、ビラール・メシェ。お前はそこにいたのか。金の件について記事を書いたときお前は俺たちと一緒にいたのか。誰がお前にそのようなことを書けと命令したんだ」

 他にも「私の名誉や家族を傷つけるようなことは許さない」と発言するなどかなり怒りをあらわにしていたようだ。しかしながら、最終的にはアルダ自身が一連の騒動にけじめをつける決断を下した。トルコ代表の絶対的主力だっただけに、チームに与える衝撃は相当なものになるだろう。

【了】

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