韓国・Kリーグの全北現代で過去にスカウトを務めていたチャ・ジョンボク氏が、スタジアム内で自殺したと『ヨンハプ・ニュース』など複数の韓国メディアが報じている。

　韓国警察の発表によれば、チャ・ジョンボク氏の遺体が発見されたのは全北現代がホームスタジアムで使用している全州ワールドカップスタジアムだったという。首を吊っていたところをスタジアムの職員が発見した。現場に遺書はなかった。

　2002年から全北現代のスカウトを務めているチャ・ジョンボク氏は、2013年に審判に賄賂を渡して買収したとして懲役6ヶ月、執行猶予2年の有罪判決を受けていた。

　一連の事件を受け、全北現代は2016年シーズンのKリーグで勝ち点9の剥奪および1億ウォン（約1000万円）の罰金処分を受けている。

　チャ・ジョンボク氏は事件後に全北現代を退職しているが、遺族が警察に対して「仕事を辞めたことで生活が苦しくなった」と証言しており、詳細は現在調査中だという。

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