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ミランCEO、守護神の代理人に反論。「脅しはない。ライオラが影響力を使った」

text by 編集部 photo by Getty Images

ジャンルイジ・ドンナルンマ
ジャンルイジ・ドンナルンマ【写真:Getty Images】

 ミランのマルコ・ファッソーネCEOが、GKジャンルイジ・ドンナルンマの代理人であるミノ・ライオラ氏の発言に反論した。伊紙『コッリエレ・デッラ・セーラ』などが伝えている。

 18歳でミランの守護神を務めるドンナルンマは、残り1年となったクラブとの契約を更新しないことを決断した。ライオラ代理人は、選手がもともと契約延長を望んでいたと明かした上で、ミランから過度の圧力をかけられたことが今回の結論につながったと主張している。

 だが、同代理人から「良好な関係がある」と言われていたファッソーネCEOが、「脅しなど存在しなかった」と反論している。同CEOは「我々の立ち位置ははっきりしていた。ドンナルンマは我々のプライオリティであり、売却不可だ」と述べた。

 ファッソーネCEOは、ドンナルンマを操ったのは代理人だという考えを持っていることも認めている。

「彼(ライオラ)の決断だ。彼は自分の影響力の強さを使った。18歳の少年と、影響力のある有名代理人がいたら、どんな結末が待っているだろうか」

 ライオラ代理人は、ミランのスポーツディレクターであるマッシミリアーノ・ミラベッリ氏を非難していた。ファッソーネCEOは、この発言に動じていない。

「彼がミラベッリを攻撃したということは、ミラン全体を攻撃したということだ。戦いを生むコメントだろう。彼はミランの中に溝があるということにしたかったのだろうが、私はミラベッリと何年も一緒に仕事をしている。我々には素晴らしい関係があるんだ」

 一方でドンナルンマに対しては理解を示しており、「考え直すなら、我々は両手を広げて歓迎する」と話した。

 多くのビッグネームを抱える大物代理人のライオラ氏だが、今後はミランとの“商売”が難しくなるかもしれない。

【了】

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