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「ハッカーの仕業」すら代理人の策略…? ミランGKのSNS乗っ取りに疑惑の目

text by 編集部 photo by Getty Images

ジャンルイジ・ドンナルンマ
ジャンルイジ・ドンナルンマ【写真:Getty Images】

 ミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマがSNSに投稿した文章が波紋を広げている。伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、一連の騒動が本当にハッカーの仕業だったのかと疑問に感じている様子だ。

 ドンナルンマは25日、ミノ・ライオラ代理人との関係を強調するツイートをしたあと、インスタグラムでは態度を改めるようなコメントを投稿した。だが、その後「アカウントがハッキングされた」として、インスタグラムのアカウントを非公開にしている。

 同紙は25日のSNS上の出来事を時系列で追った。ツイッターの投稿が現地時間16時9分で、インスタグラムの投稿は21時55分。ツイッターでハッキングに遭ったという報告が23時13分だ。

 インスタグラムの投稿とハッキングに遭ったという投稿の間には、ライオラ代理人がツイッターで「ドンナライオラ vs 嫌っている者は1-0。次はどうなる?」と投稿していた。「ドンナライオラ」とはもちろん、ドンナルンマとライオラを足した造語で、2人の意思が一致していることをうかがわせている。「1-0」の真意は不明だが、自分たちの方がリードしているという認識でいることは確かなようだ。

 『ガゼッタ・デッロ・スポルト』は、ドンナルンマのインスタグラムがハッキングされていないのではないかと疑っている。「ミランとサポーターへの僕の強い愛情を示したい」という投稿は、ミランにとって有利に働く可能性があるため、ライオラ代理人が閉鎖を促したのではないかという憶測だ。

 いずれにしても、ミランへの愛情を述べた投稿をハッカーの仕業と言ってしまったドンナルンマは、さらに同クラブでの立場が悪くなった。市場を操るライオラ氏は、どこまでドンナルンマの言葉に影響しているのだろうか。

【了】

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